給湯器の分類

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【電気給湯機】  オール電化に対応

1 電気温水器(電熱ヒーターを使う)
2 自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機  
エコキュート
3 ヒートポンプ給湯機  ほっとパワーエコ

ガス給湯器
1 ガス小型瞬間湯沸器
2 ガス貯湯式給湯器
3 ガス給湯器(瞬間式)
 
4 潜熱回収型ガス給湯器  エコジョーズ

【石油給湯器】
1 石油給湯器
2 高効率直圧式石油給湯機  エコフィール

【発電システム付貯湯式温水器】
1
エコウィル(家庭用ガスエンジンコージェネレーション)付属補助熱源機、燃料 は、都市ガスや、LPガス
2 エネファーム(家庭用燃料電池コージェネレーション)付属補助熱源機、 燃料は、都市ガスや、LPガス、灯油

補助金  (平成21年度) 


エコキュート    42.000円

エコジョーズ    22.000円

エコウィル   124.000円

エネファーム 140.000円

エコキュート


【自然冷媒ヒートポンプ給湯器】
 

ヒートポンプ技術を利用し、空気の熱でお湯を沸かすことができる電気温水器の総称です。冷媒にはフロンではなく二酸化炭素を利用しますので非常に環境的です。
普通の電気ヒーターを使用する電気温水器に比べて高効率なしくみなので省エネです。
*オール電化で用いられる時間帯別電灯計約又は季節別電灯契約においては電力価格は気温が高い昼間や夏場が高く設定されており、深夜電力を用いた方が安価になります。
2002年に開発され、2009年10月で国内で200万台が稼働しています。

【メリット】

・ 電気温水器よりランニングコストが安い。
・ イニシャルコストに対し導入補助金制度がある。
・ 温水床暖房や浴室暖房乾燥もできる多機能型もある。

【デメリット】

・ 貯湯タンクの他にヒートポンプユニットの設置場所が必要。
・ 冷媒にCO2を使用しているため、ヒートポンプの現場修理が上   可
能。
・ 湯沸かし時にヒートポンプユニットから、運転音がする(約38db~40db)。
・ 寒冷地向きではない。一部地域では使用上能。

・ 貯湯式のため、お湯は飲用に適さない(貯湯タンクの湯熱と熱交換を行う瞬間湯沸かし式は問題ない)。
・ ヒートポンプユニットの寿命は約10~15年。

エコウィル 

【ガスコジェネレーション(発電システム排熱利用)貯湯式温水器】

都市ガスやLPガスを燃料とするガスエンジンで発電を行い、その際に発生する排熱を給湯などに利用する家庭用エネルギー供給システムの愛称。
ガスエンジンで発生した熱は、貯湯槽でお湯として貯えられ、給湯、追い焚き、暖房に使われます。

 

【メリット】

・ 発電で発生した排熱を直接有効利用できるため、排熱を利用しない火力発電や原子力発電と比べて環境に優しい。
・ ガス会社によっては、ガス料金の割引を受けられる。
・ 発電した分、電気使用量が減るため、電気料金が安くなる。
・ 補助熱源機を組み合わせて使用するため、湯切れの心配がない。
・ 補助金制度がある。平成21年度の補助金を比較すると、エコキュート42,000円、エコジョーズ22,000円に比べ、エコウィルは124,000円と多くの補助金が出る。

【デメリット】

・ 発電時の排熱で貯湯タンク内のお湯を温めるシステムであるため、貯湯タンク設置スペースが必要。
・ ガス給湯器と比べると初期費用が高い(1機あたり82万円)。しかしエネファームに比べると大幅に安い(1機あたり300万円前後)。 
・ 一定期間ごと(6,000時間または3年間のいずれか早い方)に定期点検が必要。
・ 貯湯タンクのお湯が沸ききると発電を止める仕組みのため、お湯の使用量が少ない季節は発電量が減少する。
・ 発電できる電力は最大でも1kW(1,000W)程度。
・ 停電時には発電できない。

 

エネファーム

【家庭用燃料電池コージェネレーション(発電システム排熱利用)貯湯式給湯器】 

都市ガスやLPガス、灯油などから、改質器を用いて燃料となる水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電するシステムで、発電時の排熱を給湯に利用する。なお、発電の際には水素を用いるため二酸化炭素が発生しないが、水素の原料であるガス等の改質で水素を取り出す過程で二酸化炭素が排出される。
出力は発電出力750W~1,000W程度、排熱出力1,000W~1,300W程度。

【メリット】

・ 発電で発生した排熱を直接有効利用できるため、排熱を利用しないタイプの火力発電と比べて発電時のエネルギー利用効率が高い。また、自宅で発電するため、送電ロスがほぼない。
・ ガス会社によっては、専用料金メニューを用意しておりガス料金の割引を受けられる。
・ 給湯時の発電により家庭で使用する4~6割程度の電力量をまかなえるため、電気料金が安くなる。
・ 補助熱源機を組み合わせて使用するため、湯切れの心配がない。

【デメリット】

・ 改質等による全体のエネルギー効率では火力発電に劣る。
・ 発電時の排熱で貯湯タンク内のお湯を温めるシステムであるため、貯湯タンク設置スペースが必要。
・ ガス給湯器やエコウィルと比べると初期費用が高い。1機あたり300万円前後(前者の2つは100万円以下)。
・ 貯湯タンクのお湯が沸ききると発電を止める仕組みのため、発電量がお湯の使用量に左右される。
給湯能力が高すぎるため家庭用としては過剰性能である。
・ 停電時には発電できない。

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